かごめかごめはヘブライ語?歌詞の本当の意味と怖い都市伝説を解説

かごめかごめの遊びで中央にしゃがみ目を覆う子供のイラスト
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かごめかごめというわらべうたには、子どもの頃に遊んだ懐かしい記憶とともに、どこか不思議で怖い響きがあると感じる方が多いのではないでしょうか。

歌詞の意味を調べようと検索すると、ヘブライ語説や日ユ同祖論といった予想外のキーワードが出てきて驚くこともあります。

結論から言うと、「かごめかごめ=ヘブライ語(古代イスラエルの暗号)」は、学術的に広く合意された根拠が確認されている説ではありません。

一方で、わらべうたは地域差や伝承の揺れが大きく、歌詞の由来や意味が一つに定まらないこと自体が、さまざまな解釈を生みやすい土壌になっています。

夜明けの晩や後ろの正面といった謎めいた言葉が何を指しているのか、単なる遊び歌なのか、それとも歴史的な暗号なのか、古くから多くの解釈が語られてきました。

この記事では、ネット上で話題になることが多いヘブライ語説を中心に、さまざまな都市伝説や解釈について、その背景や内容を整理してご紹介します。

この記事を読むと分かること
  • 難解な歌詞に当てはめられるヘブライ語の意味と解釈
  • 日ユ同祖論という視点から見た日本と古代イスラエルの関係
  • 徳川埋蔵金や遊女説など日本国内で語られる多様な都市伝説
  • わらべうたが持つ歴史的な背景と文化的な面白さ

わらべうた全般の「怖い意味」や、解釈が増えやすい理由を先に押さえておきたい方は、こちらも参考になります。

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かごめかごめをヘブライ語で解読する本当の意味

古代ヘブライ語の文字と巻物をイメージした挿絵

ここでは、ネット上や一部の書籍で話題となっている「かごめかごめ=ヘブライ語」説について、具体的にどのような言葉が当てはめられているのかを見ていきます。

日本語として聞くと意味が通りにくい歌詞も、別の言語の音として捉え直すことで、全く違うメッセージが浮かび上がってくるという興味深い視点です。

ただ、言語としての「由来」を判断するには、音の似ている単語を並べるだけでなく、時代・地域の接触史や、継続的に説明できる音韻対応があるかなど、複数の条件が必要になります。

そのためヘブライ語説は、現状では「確定した語源説明」というより、都市伝説的な読み物として流通している側面が強いといえます。

歌詞の音をヘブライ語訳した対照表

鶴と亀のイラストが砦(要塞)へと変化するヘブライ語解釈のイメージ図

この説の基本となっているのは、日本語の歌詞の「音」を、古代ヘブライ語の似た「音」に置き換えるという手法です。

一般的に紹介されることが多い対応関係を整理すると、以下のようになります。

もちろん、これは言語学的に証明されたものではなく、あくまで一つの解釈として楽しむ類のものといえます。

日本語の歌詞(音)ヘブライ語とされる音ヘブライ語とされる意味の例
かごめ かごめカゴール・ミ誰が守られているのか?/何を囲むのか?
いついつ出やるヒィツィ・ヒィツィ出ておいで/火を付けろ(命令形)
鶴と亀が滑ったツール・カメアお守りの岩/砦の岩
後ろの正面だあれダラク/ダラッ燃やされた/燃料

このように並べてみると、日本語の牧歌的な風景とは異なり、何か緊迫した状況や、特定の対象を守ろうとする意志、あるいは破壊のイメージが読み取れるかもしれません。

特に「かごめ」を「カゴール(囲む)」と結びつける点は、この説を支持する人々の間でよく語られるポイントの一つです。

なお、ヘブライ語の語義そのものは、一般的な辞書的説明とズレる場合があります。

たとえば「חגר(ハガル/ハガル系)」は「腰に帯を締める」といった意味で説明されることがあります。

ヘブライ語アカデミー『חָגַר(動詞)』

囲まれたものを守るカゴール・ミの意味

鬼を囲んで手をつなぎ回る子供たちの様子と守る動作のイメージ

「かごめかごめ」という言葉は、日本語では竹で編んだ籠の網目(籠目)や、しゃがみ込む姿勢を指すと説明されるのが一般的です。

一方でヘブライ語説では、これを「カゴール・ミ(Khagor Mi)」という言葉に当てはめ、「誰が守られているのか?」あるいは「何を囲んでいるのか?」という問いかけであると解釈することがあります。

この解釈に基づくと、遊びの中で鬼を真ん中にして子どもたちが囲むという動作自体が、何か神聖なものや重要な宝を守る儀式を模しているのではないか、という見方が出てきます。

つまり、単なる遊びではなく、守るべき対象(アークや神器など)を隠し、外敵から見えないようにカモフラージュしているというストーリーです。

守られているものが何なのかについては、具体的な秘宝であるとする説や、高貴な人物であるとする説など、語り手によってさまざまなバリエーションが存在します。

一方で、「かごめ」の語源は「囲む」の命令形とみる説、屈む(かがむ)の訛りとみる説、籠目とみる説など複数挙げられ、成立年代や作者も特定されていないと整理されています。

国立国会図書館 レファレンス協同データベース『わらべうた「かごめかごめ」の意味を知りたい。』

ヘブライ語説の提唱者として、研究家の鈴木壹大氏らの著作が挙げられることがあります。彼らの説では、わらべうたが迫害から逃れるための暗号だったという独自の視点が提示されています。

怖い神の裁きと滅亡を予言する解釈

燃え盛る炎に包まれる石造りの砦と崩壊の様子

ヘブライ語説には、守るという解釈とは逆に、非常に恐ろしいメッセージが隠されているとする見方もあります。

先ほどの対照表にあった「ヒィツィ(火を付けろ)」や「ダラク(燃やされた)」という言葉を繋ぎ合わせると、神の怒りや敵による破壊の様子を描写しているようにも読めるからです。

このシナリオでは、「いついつ出やる」の部分が「いつ出てくるのか」という期待ではなく、「火を放て」という攻撃の合図として解釈されます。

そして「鶴と亀が滑った」を「ツール・カメア(守りの岩)」が崩れ去る、あるいは役に立たなくなることの比喩と捉え、「後ろの正面だあれ」で全てが焼き尽くされた荒野が残る、といったストーリーが語られます。

こうした解釈は、都市伝説として「怖い話」を好む層に特に人気があります。

平和な遊び歌の裏に、国や神殿が滅びるような悲劇的な歴史が刻まれているというギャップが、人々の想像力を掻き立てるのかもしれません。

日ユ同祖論が示す古代イスラエルとの関係

そもそも、なぜ日本のわらべうたがヘブライ語で解読できると言われるのでしょうか。

その背景には「日ユ同祖論」という壮大な仮説が存在します。

これは、古代イスラエル王国が滅亡した際に行方不明となった「失われた十支族」の一部が、長い旅を経て日本に渡来し、日本人の祖先や文化形成に影響を与えたとする説です。

この説を支持する人々は、神社の構造や神道の儀式、あるいは「ハッケヨイ」のような掛け声など、日本文化の随所に古代イスラエルとの類似点を見出そうとします。

「かごめかごめ」もその証拠の一つとして挙げられることがあり、渡来した人々が自らのアイデンティティや歴史を忘れないよう、歌の中に密かに母国語の意味を込めたのではないか、と考えられています。

もちろん、これは歴史学や言語学の主流な学説として認められているわけではありません。

しかし、遠く離れた二つの国に不思議な共通点を見出し、太古のロマンに思いを馳せるエンターテインメントとして、根強い人気を誇るテーマといえます。

滅亡とは逆の救済を示すヘブライ語の意味

崩れた砦の岩から水が湧き出し木々が再生する救済のイメージ

ヘブライ語の音への当てはめ方によっては、先ほどの「滅亡」とは正反対の「救済」や「希望」の物語として解釈されることもあります。

同じ「ツール・カメア(守りの岩)」や「水」に関連する言葉の解釈を変えることで、荒れ地に水を引き、岩の上に砦を築いて新たな国を作るという、開拓と復興の歌として読む説です。

同じ音の響きでも、受け取り方によって「破壊の歌」にも「再生の歌」にもなるという二重性が、この説の面白さであり、謎が深まる要因といえます。

この場合、かごめかごめは、苦難の旅を終えて日本という新天地にたどり着いた喜びや、神の加護に対する感謝を表しているとされます。

どちらの解釈が正しいかというよりも、音の響きから多様なストーリーを紡ぎ出せること自体が、このわらべうたが持つ不思議な魅力なのかもしれません。

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かごめかごめのヘブライ語説と他の都市伝説

六芒星、家紋、檻などかごめかごめの多様な都市伝説を表すシンボル群

かごめかごめの謎を解こうとする試みは、ヘブライ語説だけではありません。

日本国内でも古くから、徳川埋蔵金の在処を示す地図だとする説や、悲劇的な運命を背負った女性の歌だとする説など、多くの都市伝説が語られてきました。

実際に「かごめかごめ」は、研究者や非研究者を含め多方面から解釈が提示されやすい題材として扱われてきたことが指摘されています。

島根県立大学短期大学部ほか 紀要掲載論文『伝承わらべうた “かごめかごめ” に関する学際的手法による研究(宮田知絵)』

ここでは、それらの代表的な説を紹介します。

徳川埋蔵金の隠し場所を示す暗号説

徳川家の葵の御紋と六芒星が描かれた宝の地図と埋蔵金

テレビ番組などで度々取り上げられ、日本で最も有名な都市伝説の一つといえるのが「徳川埋蔵金説」です。

この説では、歌詞全体が江戸幕府が隠したとされる莫大な財宝の隠し場所を示す暗号になっていると考えます。

具体的には、「かごめ」を「籠目紋(六芒星)」と解釈し、日光東照宮など徳川家ゆかりの地にある六芒星のマークを探せ、といわれます。

「鶴と亀が滑った」については、日光東照宮にある鶴と亀の像を指しており、それらが向かい合う視線の先や、あるいは「滑る(統べる)」場所が怪しいといった推理がなされます。

「夜明けの晩」という矛盾した時間は、日光が特定の角度で差し込む瞬間や、影ができる位置を示しているなど、まるで宝探しのミステリー小説のような解釈が展開されます。

実際に埋蔵金が見つかったという確たる話はありませんが、歌詞を地図として読み解くワクワク感が、多くの人を惹きつけてやみません。

遊女の悲嘆を描いた最も有名な怖い説

格子窓の前に座りうつむく着物姿の遊女の後ろ姿

一方で、もっと悲しく、現実的な悲劇として語られるのが「遊女説」です。

この解釈では、「籠の中の鳥」を遊郭という自由のない場所に閉じ込められた遊女の姿に重ね合わせます。

「いついつ出やる」は「いつになったらここから出られるのか」という切実な願いであり、「夜明けの晩」は昼夜逆転した遊郭の時間感覚や、薄暗い部屋の情景を表しているとされます。

「鶴と亀が滑った」は、長寿や縁起の良さの象徴が失われること、つまり寿命が縮まるような過酷な運命や、あるいは望まぬ妊娠による悲劇を暗示しているという読み方もあります。

この説における「後ろの正面だあれ」は、次の客がすぐ背後に迫っている恐怖や、あるいは自分をこのような境遇に追いやった人物への怨嗟の声として解釈されることが多く、怪談やホラーの文脈でよく語られます。

さくらさくらもヘブライ語である可能性

日ユ同祖論の文脈では、「かごめかごめ」だけでなく、日本の代表的な古謡である「さくらさくら」もまた、ヘブライ語で解読できるという話がよくセットで語られます。

例えば、「さくら」はヘブライ語の「シェケラ(隠す・偽る)」に、「やよい」は神の御名に関連する言葉に通じるとする説です。

これらを組み合わせると、「神が隠されている」という、かごめかごめの「囲まれて守られているもの」と共通するテーマが浮かび上がってくるといわれます。

このように複数の歌が同じようなメソッドで解読できるとされる点が、日ユ同祖論を支持する人々にとっては偶然の一致以上の意味を持つ証拠として捉えられています。

もちろん、偶然の空耳である可能性も高いですが、日本の伝統的な歌に共通して「隠された何か」を感じ取る感性は興味深いものです。

後ろの正面が示す神隠しと儀式の正体

「後ろの正面」という言葉は、文字通りに受け取れば「真後ろ」を指しますが、精神世界やオカルトの分野では、もっと象徴的な意味で語られることがあります。

それは「神隠し」や「降霊術」の儀式との関連です。

遊びの中で目隠しをした鬼(中心にいる者)は、一時的にこちらの世界から遮断された状態、つまり「異界」に近づいていると見なされます。

周りを回る子どもたちは結界となり、その結界が解けた瞬間に真後ろにいる存在を当てるという行為は、神託を受け取る儀式や、憑依した霊の名前を当てる「口寄せ」のような儀礼が形を変えて残ったものではないか、という民俗学的な視点からの推測もあります。

こうした儀式的な解釈は、あくまで伝承や遊びのルーツを探る一つの視点に過ぎません。実際に危険な儀式であるという意味ではないため、過度に怖がる必要はありません。

かごめかごめに関するよくある質問

Q
かごめかごめのヘブライ語説は「本当」なのですか?
A

断定できる一次資料が示されているわけではなく、学術的に広く合意された説とも言い切れません。音の近さから物語を組み立てる読み方として楽しまれている面が大きいです。

Q
「夜明けの晩」は結局、何を指すのでしょうか?
A

地域差や歌詞の揺れがあり、解釈は一つに定まりません。矛盾した表現が残ったこと自体を、わらべうた特有の言葉遊びや伝承の変化として捉える見方があります。

Q
「後ろの正面」はオカルト的に考えるべきですか?
A

文字通り「真後ろ」と捉える遊びの説明と、象徴的に読む解釈の両方があります。どちらも「そう考える人がいる」という範囲の話で、怖い現象を前提にする必要はありません。

Q
子どもに説明するなら、どう伝えるのがよいですか?
A

「目隠し鬼の遊び歌で、意味がはっきりしない言葉が残っている」と事実ベースで伝えるのが無難です。怖い説は大人向けの読み物として、必要に応じて距離を置くと安心です。

かごめかごめとヘブライ語の謎の結論

ここまで見てきたように、「かごめかごめ」にはヘブライ語説をはじめ、埋蔵金説、遊女説など、驚くほど多様な解釈が存在します。

しかし、どれが「唯一の正解」であるかは、誰にも分かりません。

もしかすると、歌詞の意味不明な部分は、子どもたちが遊びのリズムに合わせて面白おかしく歌い継ぐ中で変化し、あえて謎めいた言葉が残った結果である可能性も十分にあります。

確かなことは、この短い歌が、時代を超えて多くの日本人の想像力を刺激し、「この不思議な歌詞には何か深い意味があるに違いない」と思わせる力を持っているということです。

ヘブライ語説もまた、そうした人々の探究心や、古代へのロマンが生み出した現代の「新しい伝承」の一つといえるのかもしれません。

謎は謎のまま、それぞれの解釈でこの歌の世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。

「怖すぎる」と感じる理由や、歌詞の受け止め方をもう少し整理したい方は、こちらも合わせて読むと理解が早まります。

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